秋分シンクロニシティと神社階段ウォーク

自然派バイオハッキングでは、新月、満月、春分、夏至、秋分、冬至などの、天体の動きに波長を合わせることも大切にしている。

ということで、この秋分3連休は意識して過ごした。

秋分の日には近くの森で森林浴を。

土曜日は里山サイクリング。稲刈りは半分以上が済んでいるがところどころに残っている田んぼがある。彼岸花と稲穂の組み合わせはとても綺麗だ。

秋分を境にエネルギーの変化を感じた僕は、その晩『きっとうまくいく』というインド映画を観た。いよいよアジアの時代が始まるという予感に合わせてだ。19世紀以降大英帝国の君臨とその後を継ぐアメリカの台頭により、英語圏を先頭にした欧米が世界を支配するようになった。それが終焉を迎え、世界のリーダーが変わる。

ロシア、中国、インドなどの国々が台頭してくると言われているが、ロシアも中国もそれぞれ問題を抱えているのでカギを握るのはインドだと思う。そこに日本やベトナムなどのアジア諸国が加わり新しい流れが生まれていくと。インドが面白いのは人口の多さと精神性。そしてボリウッドなる映画産業もあったり、IT大国であったりすることからアメリカに対抗できる要素も持っていること。ビッグテックのCEOの何人かはインド人だ。

『きっとうまくいく』はITエリート養成大学での物語。勝ち負けがすべての従来の成功哲学にどっぷり浸かった大学に、それを真っ向から否定する型破りの生徒が入学する。

映画を観ながら僕は『パラデシ、パラデシ』という曲を思い出した。というのも、1996年にインド旅行をした時毎日のように流れていたからだ。『Raja Hindustan』という大ヒット映画のテーマ曲だ。半年間ヒットチャートの1位に輝き続けた。ということで映画を観終わった後、懐かしくなってその曲をYouTubeで検索し、見つけた。驚いたことにそのビデオに登場するのは、ついさっきまで見ていた映画『きっとうまくいく』の主人公を演じた俳優だった。

後から調べてみるとその俳優Aamir Khanは『Raja Hindustan』にも出演していた。えっ、1996年なのに。『きっとうまくいく』は2009年の作品。それで大学生役を演じたとは、全く歳を取っていないではないか。

ちょっとしたシンクロ、つまりシンクロニシティだった。実はシンクロに乗ることも自然派バイオハッキングでは重視している。特に秋分のようなタイミングで起きるものは。

さらに驚いたのは翌朝ある友人からメールが届いたことだ。数年に1度連絡をくれるような人なので、めったにあることではない。しかも、彼女が昔撮影したという僕と別の友人が写っている写真を荷物を整理している時に出てきたと言って送ってきたのだ。

信じられなかった。というのもメールを送ってきた人も、写真に写っていた人も僕の中ではシンクロを象徴する人たちだったからだ。下記のブログ記事に登場する人たちだ。

なぜシンクロはいつも変化球でやってくるのか

これは、やはり、昨晩のシンクロを無視するなというメッセージなのだろうか。

つまり、時代が変わりつつあるのは本当だということ。

アジアの時代になるというのがひとつ。

もうひとつは『きっとうまくいく』という映画のメッセージそのもの。つまり従来の成功哲学ではなく、僕が里山成功哲学と呼んできた新しい時代の成功観。好きなことをする。自分らしく生きる。そうすることで成功は後からついてくる。物質的成功と幸せはイコールではない。競争や成長ではなく、調和と循環。

これは自然派バイオハッキングの英語版『Ikigai Bio-Hacking』で語っていることだ。腹八分目、足るを知るなどに代表される日本の価値観。自然派バイオハッキングは日本の自然哲学をベースにしているのだが、それは古代中国や古代インドの健康観にも影響を受けている。その東洋のホリスティックな健康観を再度きちんと世界に伝える必要がある。シリコンバレーから始まったバイオハッキング・ムーブメントではその真髄がカバーできないと思う。その一番の部分が謙虚さで、どんなに知識が豊富でも、この謙虚な精神性が身につけられていない気がする。

そして、謙虚さでいうとやはり日本なのだ。謙虚さ、静けさという内向的な性格はインドや中国よりもむしろ日本にあると僕は思っている。なので、アジアからの発信に日本は欠かせない。でも日本だけではない。やはり影響力という点ではインドや中国も必要。経済的という面でも歴史の古さという点でも。あとは、そこにどう韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシアといった国々を巻き込み、力を合わせられるか。その調整役ができるのも日本なのかもしれない。

翌日の日曜日は神社の階段ウォーク。神社階段ウォークは自然派バイオハッキングの中でも大のお気に入りの運動だ。山登り効果、森林浴効果、パワースポット効果の3つを兼ね備えた優れもので、日本にはこうした場所が至る所にある。これは日本人の特権なのでぜひとも活用してもらいたい。

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