スタンフォード大学のアンドリュー・ヒューバーマン教授の健康ポッドキャスト

読者限定フォローアップ・ウェビナーは4月22日

100メートル走をやってみた。タイムは17秒3。そんなに遅いのかと少しがっかり。もっとも若い時にもタイムなんて測ったことがないのでどのぐらい遅くなっているかはわからない。また、スタート地点、ゴール地点両方に人が立ってという測り方をしていないので正確にも測れていない。それでも遅いと思う。というのは70メートルぐらいから全力疾走できずスピードが落ちるからだ。100メートルは長い。

いつもやっているダッシュHIITの場所は約50メートル。そのぐらいなら何とかもつのだが、100メートルまではもたない。

こういう時に年齢を感じる。若い時に比べると確実に体力は衰えている。

50歳の時にすでにそうだった。筋肉がマインドについていかないというか、意識では速く走れる気がするのだが、そのイメージより数秒遅れて身体が動く。スカイプなどで受信にタイムラグがある時のように。

もっとも、この10年間は、少なくとも50歳の時の体力は維持できている感じだ。やはり日頃の運動がものをいっているのだろう。

ただ、速く走れるようになるためにスプリント(ダッシュ走)をやっているのではなく、健康のためだ。僕の場合息子と一緒に運動しているのもあるのだが。スプリントは長寿健康法としてもいいのだが、成長期の子供にとって最適な運動と言える。詳しくは下記記事を。

キング・カズ、56歳で現役とは半端ないバイオハッカー

60歳になってからするダッシュ走は結構きつい。ここのところ息子と一緒にSITをやっている。SITとはSprint Interval Trainingのことで、日本語で言うとダッシュHIITのよ…

健康法としてスプリントを勧めている人の一人がスタンフォード大学のアンドリュー・ヒューバーマン教授だ。

アメリカの医者が勧める16時間断食の正しいやり方

『空腹こそ最強のクスリ』などで1日16時間断食が流行っているが、アメリカは日本より1,2年先を行っていて、16時間断食自体はすでに廃り始めている。 健康系人気ユーチュ…

でも紹介した人で、今、アメリカで最も人気のある健康系オピニオン・リーダーと言ってもいい。彼は自分のことをフィトネス・スプリンターと呼んでいる。プロの短距離走アスリートではなく、アマチュアの短距離走者でもなく、ただ健康のために日常的に短距離走をする人。

ジョギングする人のことをジョガーと言い、別にマラソンや長距離走に競技として参加していなくても構わない。ところが趣味的にスプリントをする人はあまりいず、スプリンターというと、競技種目としてやっているというイメージがある。健康効果としてはスプリントもジョギングと同じぐらいあり、こちらはより短時間でできるので、今後フィトネス・スプリンターが増えるだろう。

アンドリュー・ヒューバーマン教授はヒューバーマン・ラボというポッドキャスト番組を運営している。400万近くのチャンネル登録者がいて、毎回5,60万の再生回数がある。スタンフォード大学の脳科学者なのだが、ヒューバーマン・ラボは大学の仕事とは別に個人で運営しているもの。彼自身が数多くの論文を読んでまとめた総論を講義するものや、専門家をゲストとして招きインタビューするものと2パターンある。間欠的断食、食事法、運動法、サウナや氷風呂などのヒート・エクスポージャーやコールドエクスポージャー、睡眠などバイオハッキングによく出てくるテーマを中心に扱っている。

https://www.youtube.com/@hubermanlab

各動画は2時間ぐらいあり、かなり長い。もちろん英語で、大学の先生だけあって結構難しい単語もたくさん出てくる。なので観るのは結構骨の折れる作業。でも心配無用。エッセンスは僕がまとめたので本を読めば、基本的なことはわかる。特に何をどうすればいいか。『自然派バイオハッキング:日本の里山で発酵させたシリコンバレー発の長寿健康法』

スタンフォード大学は西のハーバードと言われる名門大学だが、シリコンバレーにある。長寿健康法においてはデビッド・シンクレア博士などハーバード勢も多いが、スタンフォード大学もよく出てくる。腸内細菌研究の第一人者であるジャスティン・ソネンバーグ博士とエリカ・ソネンバーグ博士もスタンフォードだ。

学者ではないが、同じく人気ポッドキャスト番組を運営しているリッチ・ロールさんもスタンフォード出だ。もっともヒューバーマン教授は今現在スタンフォードで教えているが出身大学はバークレーだそうだ。こちらも北カリフォルニアの名門校で、『睡眠こそ最高の解決策である』のマシュー・ウォーカー博士はバークレーに所属している。

いずれにしても、この北カリフォルニア界隈はこの分野でものすごく進んでいる。バイオハッキングの生みの親であるデイヴ・アスプリー氏がシリコンバレーのエンジニアだったことは前に述べた。

シリコンバレー発のバイオハッキングとは

ここのところSITをやっていると言ったが、これはsprint interval trainingの略で、HIIT(高強度インターバルトレーニング)の一種だ。これはヒト成長ホルモンの分泌に効果…

一昔前に流行ったヒューマン・ポーテンシャル・ムーブメントもこの地域が中心地だった。NLPこと神経言語プログラミングが生まれたのはシリコンバレーから南西に下った海岸にあるカリフォルニア大学サンタクルーズ校だし、サンタクルーズからさらに南に行った海岸にあるビッグ・サーにはかの有名なエサレン研究所がある。

いろんな意味で、この地域には、そういう空気があるのだろう。クリエイティブな人たちが集まりお互いに刺激し合う場としての空気が。

ヒューバーマン・ラボは情報が充実していて、『自然派バイオハッキング』を書く上で一番参考になったと思う。実際、アンドリュー・ヒューバーマン教授に言及している箇所が一番多いと思う。

日本でほとんど知られていないのは本当にもったいない。彼のすごいところは、メチャメチャ知識豊富なだけでなく、すべて自分で実践しているところだ。彼自身がバイオハッカーであり(本人はこの言葉が好きではないそうだが)、断食から運動、氷風呂まですべて日常的にやっている。ポッドキャストにゲストを招く時も、収録前に一緒にジョギングをしたりすることもあるという。

https://www.youtube.com/@hubermanlab

自然派バイオハッキング: 日本の里山で発酵させたシリコンバレー発の長寿健康法 | 伯宮幸明 |本 | 通販 | Amazon

読者限定フォローアップ・ウェビナーは4月22日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です